ねぇねぇ、聞いてくれる?
この前、かかりつけの動物病院で猫草を勧められたんだ!
ボリュームたっぷりの美味しそうな猫草だにゃ~。
そうでしょ!・・・ってそんな話じゃなくて。
え!?違う?何があったのかにゃ?
実はね・・・
猫がビニールを食べた時の対処法
①猫がビニールを食べたことに気付く
ある日の夕方、猫トイレの近くに血が付いたうんちが転がっているのを発見しました。
これは事件の予感・・・。
さらに、猫トイレの中のうんちを確認すると、チューブ状のアイスの端のようなビニール片が混ざっている!!
血がついているということは、うんちをする時にビニール片で傷がついたのだろうと推測されました。
我が家には2匹の猫がいますが、そのうちの1匹がすぐに頭に浮かびました。
この子、ビニールに対する執着がすごいんです。
ビニールのにおいなのか音なのか食感なのか理由はよくわかりませんが、ビニールを見つけるとシャリシャリと音を立てながら食べてしまいます。
特に、レジ袋の持ち手部分が気に入っている様子。
普段からビニールを近くに置かないように気を付けているのですが、捨て忘れたゴミを食べてしまったようです。
飼い主、大反省です・・・。
うんちに混ざっていたということは、食べたのは数日前。
猫がビニールを食べた場合、以下のような症状が出ることも。
- 何度も吐く
- 食欲がない
- 元気がない
- 呼吸が苦しそう
- お腹を触ると激しく怒る
- 便が出ない
②動物病院に連れていく
その時点で特に症状は見られませんでしたが、かかりつけの動物病院に連れて行くことにしました。
こんな時に、かかりつけの病院が決まっていると安心です。
本猫はというと、普段とは違う雰囲気を察してベッドの下に逃げたり、キャリーバッグに入れられるもんかと抵抗したりしてひと悶着ありつつ、飼い主は汗だくになりながら30分ほどかかってようやく捕獲に成功しました。
その足で動物病院に向かいましたが、車での移動中や病院の待合室で待っている間は猛抗議。
ニャ~、ニャ~~と、ひたすら鳴き続けていました。
おそらく「出してくれ~」「家に帰りたい~」と言っていたんだと思います。
症状がなくても気付いた時点で動物病院を受診しよう。
放っておくと、以下の症状が出ることも!
- 気管を塞いで呼吸困難になる
- 胃の中で止まって胃炎になる
- 小腸で止まって腸閉塞になる
③動物病院で経緯と症状を伝える
診察室に入る頃には緊張からか、おとなしくなっていました。
猫って案外、空気を読むんですよね。
早速、獣医さんにうんちの中のビニール片を確認してもらいながら、経緯を説明しました。
わかる範囲で、できる限りの情報を伝えることが治療への近道。
以下のポイントも参考にしてください。
- 食べた物の大きさ、量
- 食べたのがいつ頃か
- 体調の変化
④治療を受ける
まず、触診をして、異常がないか触った時の反応はどうか診てくれました。
その結果、軽度の脱水症状が見られるということで、皮下点滴を受けました。
※皮下点滴…皮膚と筋肉の間に輸液剤(水分や電解質)を入れる方法
胃腸の中に異物がある様子は無さそうだったので、一安心です。
診察中は、獣医さんやスタッフに任せましょう。
猫に過度に声を掛ける必要はありません。
⑤アドバイスをもらう
獣医さんから「猫草を用意してあげてください。」と言われました。
「え?猫草?なんで?」と頭の中が???となっていると、詳しく説明してくれました。
野生の猫は肉食動物だけど、もともと草(イネ科の植物)を食べるそうです。
ところが、室内飼いの猫の場合は自分で草を手に入れることができません。
その代わりに、似たような食感のビニールを噛んでストレスを解消するそうです。
うちの子がビニールに執着する理由がわかった気がしました。
というわけで、早速用意したのがこちらの立派な猫草です。
口コミも良かったし喜んで食べるに違いない…とわくわくしながら与えてみたところ。
食べませんでした・・・。
ちーん。
この表情を見ればわかりますかね。
興味無さそうですよね(泣)。
でもね、飼い主、めげずに与え続けましたよ。
半年経った今は、自分からムシャムシャ食べるようになっています。
最初の猫草に比べるとだいぶショボいですけどね(笑)。
⑥会計をする
少し横道にそれましたが、最後はお会計です。
猫や犬など、ペットの治療費は全額自己負担です。
突然の受診だったので、財布の中を確認しながらドキドキ。
名前を呼ばれて受付に向かい、金額を確認すると、治療費と薬代で5,830円でした。
もっと高額になるかも・・・と覚悟していたので、ホッとしました。
しっかり治療をしてもらった上にアドバイスももらえて、何より元気に帰ってくることができてこの値段なら万々歳です。
我が家の猫はペット保険に加入しているので、自己負担額の半分は保険で返ってきましたよ。
開腹手術が必要になった場合、治療費や入院費は15万円前後に!
この他に、検査代や薬代がかかるとさらに高額になります。
まとめ
今回は、大事に至らずに済みましたが、知らない間に呼吸困難や腸閉塞になっていたらと想像するだけで冷や汗が出ます。
猫がビニールを食べたと気付いた時点で病院を受診し、治療やアドバイスを受けたことで安心できました。
かかりつけの動物病院や信頼できる獣医さんの存在はありがたいなぁ、と改めて感じました。
そして、困った時のペット保険。
治療費が高額になればなるほど心強い存在です。
万が一に備えて、あなたもペット保険を検討してみてはいかがですか?
日頃の備えが大切だにゃん♡